教育抗争〜change or return
教育関係者にせまる免許更新制の足音…。
このまま、何もせずその到達を待ち続けるのか…。
ゆとり教育という概念の核心にあると思われる事実にどれほどの人間が
気づいているのか。身近に教員の方などがいれば、教えてくれるか判ら
ないが聞いてみては如何か…？
それに問題は、
イジメ対策に何の進展も無いどころか…
「平等のあり方」の概念の整理でつまづき、
「個性の指導方針」自体が未だ定まっていないどころか…
教員の異なる思想が対立し合い、方針を定められる段階にさえ到らず、
方向性を統一
するために話し合う状況にさえ到らない事実…。
政府の発表する様々な「教育関係の対策案」へ抱く多くの教員の印象は、
「現場を知らない人間の妄言」。
これから、素晴らしい改革が行われるなんて夢のような状況。
ほとんど話し合いが出来る段階にさえなっていない事実に直面し、国民
は何を思う？
精神面に革新がおきるようなことでもないと、大勢の人間のあまりに自分
の都合優先な行動原理は解消されず、互いの足を引っ張り合う事を続け
るだけだ。
自分を特別な存在と考える人間があまりに多い。自分と考えの合わない
対象の排除を望む意思で溢れた言動。
今後話し合いは成立するのか？
栄誉や権利の争いがそれを抑制するのか？
少なくとも、幾つかの国では教育姿勢は「暗記から思考」へと転換された
ようだ。一方で日本は「ゆとりではなく詰め込みだ」という決着を提示した。
伝統を守る風習を赴く国が「転換」を選び、日本は逆に「回帰」を選んだ
事実。
暗記重視の教育を否定すれば、それは日本の戦後教育を根底から覆
すことになる。現状で価値のあるものが価値を失うことになる。
その混乱と新システムの構築のコスト面を考慮すれば「回帰」で済ませ
るのも仕方ない部分はあるだろう。
しかし事実を明確に示す必要はあるのではないか？
日本の選んだ「ゆとりではなく詰め込みだ」という姿勢は、他国の示す「
暗記から思考」という転換とは異なるものであり、その意図や展望を説く
責任はあるだろう。現状は誤魔化しの意図を伺わせる。
rewrite upload date:'08.05.22
