破棄時期〜mutual direction〜
スケープゴートかの様に、メディアは相撲関連の話題に重点を置いてい
るようにも見える。
相撲部屋・相撲協会が半ば治外法権的扱いの存在だったのは確かだろ
う。
大麻も八百長も、果たして大騒ぎするほどの問題かという気もする。
薬物などの個人的使用に関しては法的に問題が無い国家など複数ある
し、「他国で使用した後に日本国内で検査し検出された」という場合、果
たして罪になるのかという問題もある。
八百長も、それ自体、法的な処分も困難だろうし、所詮見世物でしかな
い娯楽をどう演出しようと主催者の勝手だ。
暴行死事件にしても、被害者が親族に度々救出要求をだしている。
その接触において、相撲という社会の異常性・命の危険を訴えて親族
を説き伏せる能力さえあれば助かった可能性がある。
突然の事故に見舞われて、即死したわけではない。危険を察知して回
避を考慮する猶予は与えられていただろう。
暴行を庇う気などないが、逃げ切れなかった本人の失敗も重い。
しかし、現時点で注目しているべき話題ではない。
全てのヒトが情報発信できる社会になるなんて
権力側は想像もできなかったことだろう。
あまりに不自然で歪な社会を曝け出している。
大麻騒動も八百長も暴行死事件も
ゆとり教育騒動も
教員採用における癒着も
毒米流通も
年金記録未統合・改竄も
資料請求への検閲も
防衛関連も・・・。
幾つもの嘘や誤魔化しをさらけ出している現状
そして、その多くが有耶無耶になりかけている現状
せっかくこれだけ幾つもの問題が同じ時期に露呈している。
現代に合ったルールとシステムを再構築する良いタイミングではな
いか?
それぞれの方向が「破棄」を向いているなら絶好の破棄時期だ
このタイミングを逃せば、再び嘘で塗り固めねばならなくなる。
全てのつじつまを合わせて誤魔化すのも現状不可能だろう。
新たな基盤構築の前に、破棄すべき基盤がある。
「変化を恐れる権力者」は「格差固定化の権化」でしかない。