環境保護
個性教育
同類意識〜embrace a ANNIHILATION〜

以前、教育方針などの議論の際によく出てきたのが「愛国心」を養う指導
のあり方だ。そんなものは自然に芽生えるような国づくりをするのが、政治
の在り方であり、予め植えつけるなど馬鹿げている。

オリンピックなどの世界規模のスポーツ大会になれば、誰もが容易く自分
の国を応援する意識に直面する。そこで審判の中立的・客観的視点を無
視した判定を目にした時、自国に有利であれば素直に喜べない不快さを
感じるし、他国に有利であれば激しく怒りを覚える。そんな程度で良いん
じゃないか?意図的に非中立的な判定をさせてまで勝たせるような見苦
しい結
束は否定すべきだろう。

近頃話題になったハンドボールの中東に有利な判定の話も…。その強固
な同類意識では、身内から「判定への疑問」が出てくることはあり得ない
のだろうか…。そんな客観性の希薄さも、やはり宗教の存在が影響する
のだろうか…。

事件の詳細は把握していないが、数人を殺し刑務所に入っている20歳前
後の殺人犯と面会したその親が、その子供に対して「死ね」という言葉を
投げかけたという。

身内であろうと、同類意識に囚われず、客観的な判断を示すことは必要
だ。

内部告発の件数が著しく増加しているという。
情報の流れやすい社会になり、匿名で多くの人間が細々した情報交換を
行い自分たちが直面している出来事の違法性・異常性を相談・確認でき
る世の中になったことが大きな影響を生んでいるだろう。

身内を無条件で庇う強固な同類意識が見え隠れする昨今。これまで培
った癒着も功をそうしているようで、コネもない人間の告発など容易く跳
ね返され揉み消されるという。その築かれた権力者周辺の強固な同類
意識は、世間一般が違和感・不自然さを感じる程の姿を晒す。

暴行死事件にしても、報道する側との強固なパイプを築いておけば、
急死事件という表現で報道してくれる。頼もしき同類意識。

道路利権も、様々な情報が容易く流れる社会になった事を理解し、過
剰な同類意識を改め、これまで肥やし続けてきた贅肉を取り去る意識
改革をせねば、嘘を嘘で塗り固め続ける政治が続くだけだろう。

町も村も学校も銀行も、これまで幾つも合併してきた。生き残るために、
名前は捨ててでも合併してきた。土建業も合併すれば良い。生き残る
ために税金を頼るのではなく…。

「滅び」を受け入れろ。

                             upload date '08.02.02

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