猥褻賭博〜Incubation〜
VIDEOにしても、INTERNETにしても…。新しいアイテム普及の初期段階にお
ける「エロ」の購買欲活性効果は絶大だった。もし、今一度日本社会を活性化
したいと思うなら、HIGH-VISION規格への移行、受信機・再生機の普及の為
に、また「エロ」に頼るのも決して悪い事ではないんだと思う。
言ってしまえば、今こそ「無修正解禁」を考えてはどうか、って事だ。言うまで
も無く、日本国内でも無修正はネットでいくらでも手に入る状況である。
かつて、各国から「世界基準に合わせる事」を求められ、日本の「児童ポルノ
規制」が始まった。この時、バランスを考えるなら、同じく「世界基準に合わせ
る事」を重要視し、無修正エロの解禁を行うべきだったのだと思う。
それに、無修正エロに特別な税金を掛ければ権力者も望むものだろう。仮に、
修正済みはそのまま、無修正は税率100%とする。つまり、
レンタルで300円の場合、無修正版なら600円(定価300+税300)。
売値5000円のものは、無修正版なら10000円(定価5000+税5000)。
という具合だ。高額な税率であるが受け入れられるのではないか?消費者か
ら苦情も出ずにここまで高率な税金を掛けられる商品もない。
噂では、無修正エロは裏社会でヤクザや暴力団の資金源である為、解禁さ
れないように圧力を掛けている、という様な話を聞いた事もあるが・・・。と、な
ると別の収入源を与えてやれば、無修正解禁が現実味を帯びてくるのか?
しかし、わざわざ危ない連中の資金源を用意する必要があるのか?と考え
る人間も居るだろう。個人的な考えでは、暴力団など大して危険な存在では
無いと思う。例えば、以下のような存在、どちらが恐ろしいだろうか?
A) 対抗勢力の団員を拳銃で撃ち殺した暴力団員
B) ○○狩りと称し、恨みも何も無い人間に暴行を加え、金品を奪う人間
Aは人を殺している。Bは殺してはいない。
しかし、危険であり、許せない存在は、明らかにBだと思う。
つまり、暴力団とかって連中は、意味も無く無関係な人間を襲ったりはしない
のではないかと思う。少なくとも、自分勝手な欲望で他人を傷つけ、物を奪う
ような卑劣な人間より、よほどマシである。本当に怖いのは、認識できる悪よ
り認識できない悪だ。認識できないモノは回避困難だ。予測できる害よりも、
予測できない害の方が恐ろしい。
話を戻すと、無修正エロに変わる新たな資金源とは…要するにカジノである。
これまでに、度々議論もされてきたようだが、暴力団の資金源になる事や、治
安悪化の懸念などの理由から反発も強かったようだ。しかし、効果の高い政
策には、大きなデメリットも伴うことは理解されよう。
カジノ施設の建設は、夕張もしくはその隣接地域。もし、夕張に限定する事で
「夕張=賭博」という暗いイメージの定着を恐れるようであれば、他に、九州の
どこかの地域。以上の、1〜2箇所に限定するのが理想的だろう。
一箇所に人が集まりすぎる事をさける目的もあるわけであり、関東などに作ろ
うとするのは避けるべきだ。
「エロ」と「カジノ」。
次世代DVDの普及も現状あまり勢いを感じない人間は多いだろう。そこへ無修
正解禁という判りやすいエッセンスを加えてやれば、それこそ誰にでも認識でき
る「新たな時代」の到来に消費意欲を活性させてくれるだろう。
upload date '07.12.28